ETF（上場投資信託）

ETFとは、株価指数や商品指数などの動きに値動きが連動する上場投資信託です。
ETF（上場投資信託）は、「Exchange Traded Fund」の略語で、TOPIX（東証株価指数）や日経平均株価などの特定の指数に値動きが連動するように作られ、証券取引所に上場している投資信託を指します。

ETFは1990年以降、米国を中心に急成長を遂げました。
日本では2001年から取引が開始され、東京証券取引所、大阪証券取引所、名古屋証券取引所に上場されています。
TOPIXや日経平均株価などの国内株価指数に連動するタイプや韓国や中国、ブラジルなど海外の株価指数に連動するタイプ、金価格や商品指数に連動するタイプなど多様なETFが上場されており、幅広い選択肢が揃っています。
従来からインデックスファンドのように指数に連動する投資信託はありましたが、ETFは、日々刻々変化する指数を、その時々に一般の株式銘柄と同じように売買することが可能です。

ETFは、値動きや価格水準などがわかりやすい商品です。
TOPIXや日経平均株価など馴染みのある指数に値動きが連動しますので、ニュースや新聞報道を通じて価格の水準などがわかりやすい商品といえます。

ETFは、リスク分散効果が期待できます。
TOPIXに連動するETFを購入することは、東証1部全銘柄に投資するのと同じですので、個別銘柄に投資するよりもリスクが分散されます。

ETFは、低コストで運用が可能です。
通常の投資信託に比べて運用コストが低く、投資家のみなさまが負担する信託報酬等の費用が抑えられています。

ETFは、比較的小額の資金ではじめられます。
多くの銘柄が数千～数万円台で投資可能ですので、比較的小額で市場全体に投資することができます。
取引所の上場商品なので、取引所の立会時間中はでいつでも売買可能です。
一般の株式と同様に指値注文、成行注文などの注文が可能です。
譲渡益への課税は基本的に株式と同じ税制が適用されます。

日本株指数ETF
TOPIXや日経平均株価など市場全体の指数に連動するタイプから、食品や機械といった業種別の指数に連動するタイプ、規模別に選定された銘柄群の指数に連動するタイプなどがあります。
TOPIX、日経平均株価、TOPIX-17食品、TOPIX Core 30

外国株指数ETF
韓国や中国、インド、ブラジルなど各国の市場の指数に連動するタイプや、海外の業種別指数に連動するタイプなどがあります。
KOSPI200、上海50指数、ボベスパ指数、ダウ・ジョーンズ工業株30種平均

コモディティETF
金や銀、白金、パラジウム、原油などの商品指数に連動するETFが上場されています。

上記の他にも、東証のREIT(不動産投資信託)指数や海外債券の指数に連動するETFも上場されています。


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投資信託の投資対象資産

たくさんある投資信託も、その全体像が見えれば、自分にあった商品が見つけられます。
投資信託を買うということは、投資信託を通じて間接的にいろいろな資産に投資するということです。
そんな受け皿となる投資信託を知るためには、まず具体的にどんな資産に投資しているかを知るところから始まります。
投資信託が主に運用の対象とする資産の種類は大きく分けて３つ。株式・債券・不動産。さらに、それぞれ投資地域によって細分されます。
個別の資産に投資するものや、複数の資産に分散投資するものなど、様々なバリュエーションが存在しています。

オフショア・ファンド

米国では、米国外に拠点を持つ金融機関がスポンサーとなるミューチュアル・ファンドをオフショア・ファンドといいます。
このファンドは米国内のスポンサー出資ファンドに求められるすべての法的要求事項を満たさなければ、米国内で販売することはできません。
ただし、オフショア・ファンドは、米国金融機関の海外支店がスポンサーになることや、米国企業に投資すること、ドル建て、すなわち、ドルでの販売を行うことが可能です。
オフショア・ファンドの総数は、米国に拠点を持つファンドのおよそ4倍といわれています。

コマーシャル・ペーパー

コマーシャル・ペーパーとは、急に必要になった現金を調達するために、銀行や企業が発行する短期の無担保債務証券のことです。
コマーシャル・ペーパーは通常、満期まで1年未満であり、短期金融市場の重要な商品の1つになっています。
コマーシャル・ペーパーは一時的な投資先として優れています。
これらの投資商品は一般的には、収益性が高く伝統があり、高く評価されている企業によって発行されるので、流動性があり基本的にリスクがないことが挙げられます。

株式アルゴリズム取引

株式アルゴリズム取引とは、コンピューターが株価や出来高などに応じ、自動的に株式売買注文のタイミングや売買数量を決めて注文する取引のことです。
本来の意味は、計算や問題を解決するための手順のことです。
自らの取引によって株価が乱高下しないように売買注文を小刻みにしたり、株価が割安と判断したタイミングで自動的に買い注文を出したりします。